セラ乗り必修単語集               HOME


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「サイドステップ」
サイドスカートとも呼ばれる。ボディの脇腹に当たる部分に装着するエアロで、地面とのスキマを短くすることで接地感・重厚感を与えるエアロパーツ。セラ用の社外品は存在しないため、現存するサイドステップ装着車は他車種品を切って短くするなり削るなりパテで調整するなりして取り付けている。

「サイノス」
タコUとシャシーを同じくする、トヨタのミニマムスタイリッシュクーペ。かつてクーペ市場が賑わっていた時代に登場、しぶとく売れ続け台数も多いため現在でもよく目にすることができる。売れたのは1300ccのほうばかりだがセラ海苔としては同じ5Eの載った車種として兄弟車という意識でサイノスを見ていることがあっても、サイノス海苔からはちっとも仲間意識を持ってもらえてない辺りに温度差を感じてしまう(笑)ちなみにエンジンはセラと同じ5Eを使用。最終型は指定オイルがSJとなるなど、技術の世代が違う。5Eが搭載される。マニヤには載せ替えたくてたまらないE型NAエンジンの究極形・・・らしい。

「サーモスタット」
熱により弁を開閉する装置。ラジエターの水路に装着されており、ある一定の温度までは弁を閉じていてラジエターにクーラントを流さないことにより積極的に水温上昇を図り、一定温度に達した後は弁を開放しラジエターにクーラントを送り水温を一定に保つ。仕組みは温度上昇により伸びるワックスを軸内に閉じ込め、それをバネで押さえつけているもの。温度が上がるとバネの力に勝って弁が開く。貝と同じ原理である。開いたまま固着してしまうとオーバークール現象となり、冬に水温が上がらない状態を招く。ATが4速に入らないという弊害がある。逆に閉じたまま固着してしまうとオーバーヒートしてしまう。

「サンシェード」
セラに特有の部品。外せばクリアな上方視界・つければ日射を遮る。グラッシーキャビンの天井部分に装着される左右ドア対称の板でありこれがないと上面の日光はすべて車内に降り注ぐ。セラに標準装備されているものだが、一部の人はこだわりを持って装着しないまま一年を過ごすそうである。装着していれば一般の自動車のように見えなくもなく、外していればバスやトラック等の腰高の車両からは室内が丸見えになってしまう。簡単な合板に内装色のビニールが張られているだけなので経年劣化で剥がれくる。現在でも入手可能で、片側1万円ほど。

「下取り査定」
夏場に向けエアコンが故障したセラや車検を控えて修理代に恐怖するオーナーが見る現実。しかし実際ほとんど値がつかないことが多い。2002年10月現在、平成6年式以降の車輌でなければ、原則として値段がつかない。極上の7年式で30万といったところ。にも関わらず中古車市場でのセラ相場はかなり高め。セラのプレミアさは買い取り価格につくものではないと言うことである。

「支点移動」
落下するヘタリドアダンパーの支点位置を変更することによって少しでも落下を防ごうとする改造のこと。具体的にはドア側のダンパー装着部をほんのすこしリア方面に移動させてやることでダンパーにかかるドアの重力がほどよいバランスとなり元気に復活〜微妙に回復など様々な効果が得られる。といってもダンパー本体はヘタっているのでいつかは交換が必要とも。

「自動ドア」
これもガルウイングゆえの現象であり、ドアを支えるダンパーのヘタりとともに自重に耐えられなくなったドアが下がってくることを言う。取り様によっては自動で閉まるドアになるため、閉めなくていいという利点もあるが他人から見れば不便でしょうがない。もちろん本人も不便でしょうがないとは思っているのだろうけど(笑)症状によりどこから自動ドアと呼ぶかは微妙だが、最高ポイントまでドアを開放して一瞬ドアを止めた後にもドアが下がってくるセラは間違いなくそう呼べる。症状が進むと「ギロチン」となる(cf;ギロチン)

「G5」
ジーファイブと発音。神戸にあるマジック神戸社のブランド、スピードガレージG5の社外エアロパーツの略称。セラ用としてはフロントエアロバンパー、リアスポイラーを揃える。フロントは純正の雰囲気を残しつつ、都会的な面持に変化させるもので大人しめ。リアスポイラーはハッチの開閉を妨げないように設計されており、今でも人気は高い。尚リアスポ取り付け時には基本的に純正のスポイラーは除去し、かつガラスカバーなるリアハッチ保護部品をG5より購入することになる。

「社外ステア」
ほとんどの車両にSRSエアバッグが搭載されていないセラだけに、社外ステアは選び放題である。交換もさほど難しくなく、手軽に楽しめるチューニングのひとつ。身長や体格にもよるが35φ前後がお薦めで、33φ以下になるとメーターの視認性とも相まって車検基準も通過できない可能性がある。

「車高調」
車高調整式サスキットの略。「シャコチョー」と読む。セラはEP8x初代のシャシーから作られたため、はスターレットのほとんどの部品が流用でき選択肢は広い。目的は主に車高を好みにまで下げることにあるだろうが、その分バネは硬くボディへの負担も多い。生活場所が変わって駐車場の事情に変更があっても車高を上げ下げできるところに強みがあるが、値段は高い。コアユーザー向け。

「集中ドアロック」
後期セラにしか装備されない贅沢品で、運転席と助手席のロックが連動するスグレモノ。前期(中期含む)セラだと乗り込んだドライバーが左手をいっぱいに伸ばして助手席のドアロックを解除する姿をよく目にする。その面倒くささがある一定のレベルを超えると社外品のドアロック(+リモコンロック)の装着に動くようである(笑)

「ShootingStar」
名古屋のチューニングショップ、Big1のブランド名。セラに限らず多種多様なパーツを生産しているがセラ海苔にとってはセラパーツの大御所。レーシーなパーツを数多く揃え、ターボ化と相まってセラを一級の戦闘車両に仕上げる部品が揃っている。略してSSとも書かれる。

「触媒」
旧世代のエンジンゆえこれが無くては車検も危うい。注意すべきはその位置で、5Eはボディ中ほどに湯たんぽのような形状で存在しているが4Eではタービン直後にある。そのため4Eターボにした際にミスで「ダブル触媒」になったりすることも。タービン壊れるので注意。

「スターレット」
今はヴィッツになってしまったが、長年トヨタの底辺を支えつづけた庶民車。K型エンジン搭載のKPシリーズからE型搭載のEPと生産され、カットビ仕様のターボからクラッシック仕様まで幅広く揃える辺りも今と変わらず。EP期においては多数の兄弟車を生み、ターセル・コルサ・カローラII・サイノス、そしてセラ、今でもラウムと来る辺りにベース車両がしっかりしていたことが伺える。臓器移植時やMT換装時にもお世話になる車種であり、セラ海苔としてはありがたく接しなければならない。

「SLSS」
言わずと知れたトヨタの特殊音響ユニット「スーパーライブサウンドシステム」の略。車輌の設計段階から、スピーカーの位置、大きさなど、音響効果を研究して開発された、各車種専用ハイグレードオーディオ。今でも多くのトヨタ車に採用されるシステムで、セラに搭載されるSLSSは従来の4スピーカーモードを遥かに超える10スピーカー&多様な音場コントロールを持つ。とはいえ設計が古いため、現在ではノーマルオーディオシステムでも十分に抜き去ることが可能。SLSS車とノーマルオーディオのベース車、そしてそのそれぞれにAT・MTと4種類の形式があるのがセラの特徴。SLSS搭載車はベースグレードよりも重く、またオーディオの拡張性も少ないため本格的にオーディオチューンするためにはベースグレードをお薦めする。

「スモーク」
巨大なガラス面積を誇るセラにとっては日射量を減少させるために重宝される。しかし特殊な曲面を持つリアハッチは貼り付けが難しく、ショップでも特別料金を請求されたり煙たがられることもあるよう。尚ドア天井部分へのスモーク貼り付けは車検の観点からいうとグレーゾーン。厳密には通らないらしいので、貼るとしてもUVカットフィルム程度にしておべき。

「生命維持装置」
灼熱の車内を夏に迎えるセラにとって無くてはならないエアコンの別称。赤ちゃんに限らず夏のエアコンレスセラは正しく生命を奪いかねない(笑)

「セラターボ」
エンジン形式を問わずターボを搭載したセラを指す。ほとんどが4Eターボ載せ替えだが、中にはピークパワーを追求して5Eターボにする人や、素人考えで5Eターボにする人まで様々。語呂の良さもさることながらセラを加速力抜群のガルウイングホットハッチにしてしまう過激なチューン。対してボディにはよろしくないので保存モードに入っている人や、長く乗りたい人には余りお薦めしない。

「セラぬいぐるみ」
頼んで受注が揃えば創造グッズが出来ちゃうサイト、たのみcomで生産されたセラのぬいぐるみ。ティッシュケースを兼ね、色はグリニッシュイエローマイカメタリックを踏襲した黄土色のみの生産となる。セラ最大の特徴であるガルウイングが可動であり、そこからティッシュを取り出すことができる。多くは生産されず、すでに受注は終了している。出来栄えはコメントしないが値段相応である(笑)

「前期型」
生産されたセラのほとんどを占める。生産期間は90年3月から92年6月とセラの歴史上でもそう長くないのだが、後期の出荷台数が極少数だったこともあり逆に前期型でないことは貴重と思われることが多い。前期オーナーはウレタンのスポイラー、日光通しまくりのガラス、R12フロンと後に改善された部分を羨ましがってしまうことが多く、年式も古いので総じて程度が良くない傾向にある。また前期といえば2年式というイメージも密かにある。実際ほとんどが2年式である(笑)

「センターコンソール」
サイドブレーキレバーやシフトレバーが位置する部分の内装。中古でセラを買った場合、外してみると100円500円を発見することができる・・・かどうかは定かではない。

「セントラル自動車」
現在では考えられないセラというチャレンジ精神溢れる車を世に送り出したのがここ。トヨタ自動車でも生産には様々な子会社があり、関東自工やセントラルと言えばその代表例。少量生産車の組み立てに特化?された、トヨタ系車体工場。セラ海苔たるもの、生涯ココで生産された車輌しか買ってはならないと叫ぶ人もいる。現在でもMR−Sなどのマニアゴコロをくすぐる車を作りつづけている。

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