セラ乗り必修単語集               HOME


か行


「鍵穴」
頻繁に使用される運転席側のキーシリンダーについてよく用いられる言葉で、経年劣化等で回りが悪くなることがある。対策としては鉛筆の削り粉(鉛粉)をキーにまぶして差込み、回してやると改善する。冬の寒い日にシリンダーが回らず無理矢理回したらキーが曲がったというのはたまに聞く話でもある。

「カーテシランプ」
ガルウイング形状のセラにとって、そのドアの開いている姿は異様であり横を通り過ぎる車にとってはドアが開いているのかどうか確認するのが難しいかもしれない。このカーテシランプはドアが開いていると点灯するランプであり半ドアの時も点灯する。純正オプション品であり非装着車にはレッドの反射レンズが装着されていて、車のライトには反射する仕組みになっている。後付けの難しい部品ということもあり、マニアなセラ海苔には微妙に欲しいオプション装備。

「ガルウイング」
カモメの翼のように開くドアのこと。古くはベンツ300やデロリアンのドア形状を指す言葉として使われた。これらは完全にカモメ状に開くが、カウンタックやディアブロのように跳ね上げ式ドアも含めてガルウイングと呼ばれるため現在では上開きのドア形状を総じてこう呼ぶようだ。セラの場合もガルウイングと形容され、セラ最大の魅力と言われているが実際はグラッシーキャビンを採用するためにこの開き方になったという噂。斜め上に開くその方式から「イーグルウイング」と呼ぶこともあるが、ごく稀のようだ。

「ガルトップ」
ガルウイングの派生語的存在。箱型の荷室を持つ運搬トラックの荷室側方部がガルウイングよろしく開く。引越しのトラックやイベント会場でよく見かける。要は跳ね上げ開口式荷室付トラック。現在もトヨエースをはじめ多数生産されている。

「カレン」
トヨタセリカST202の兄弟車として生産された2ドアクーペ。セリカとの相違点は多数あるが主にフロントフェイスの形状が異なり、とてもセラに似ていることからすれ違うとドキッとしてしまう車である。ヘッドライトの形状がセラと似ているからそう思うのだが、実際はボンネットの形状がセラと違うため慣れるとすぐに見分けることができよう。

「キャノピー」
訳せば「天蓋(てんがい)」。航空戦闘機のコクピット上面を覆うガラスを指す言葉として有名。セラは見ての通り天井がほとんどガラスのため、外から見た天井及びその部分をこのように表現することができる。一般の車ではニュアンス的に使いづらいと思われる。

「ギロチン」
経年劣化でヘタったドアダンパーが生み出す最強の武器。最高ポイントまでドアを持ち上げでも重力に負けて落下するドアのうち、その落下速度が極端に早いものを指す。場合によってははみ出た携帯や指の骨をヘシ折るだけの威力があり、作業中頭に内張りボンバーを食らうとDIY意識が一瞬で消えうせる無敵の攻撃。降りるときには手や背中で支えながら降りる必要がある。

「クリアウインカー」
セラの左右フェンダーの装着されているアンバーレンズをクリアに交換する部品。アンバーバルブとセットで3000〜6000円と買う場所やモノによって大きな差がある。レンズ自体はフェンダーの穴にツメで引っかかっているだけなので傷つけないようにマイナスドライバー等でコジれば外れる。モノによっては穴に対してツメが小さい等のトラブルもあり、詰め物をして誤魔化すほかないようである。ちょっとした味を出したい時に行うドレスアップの一つである。多数の車種と共通の部品を使っているため入手も容易い。

「グリニッシュイエローマイカメタリック」
とても長い名前を持つ前期セラのイメージカラー。ほとんど金にしか見えず、金セラと呼ばれる。どこがイエローっぽいのかという質問は野暮。GreenishはGreen+ishで緑っぽいという意味合いだが目視上ほとんど緑っぽさはない。塗料としてはちゃんと緑が入っているらしい。

「グロメット」
DIY工作によく登場する語。キャビンからエンジンルームに向かう種種の配線はバルクヘッドという鉄板を通してエンジンルームへと出るが、その通過点で雨漏り防止のためゴムの栓がしてある。この配線を通す形状の栓をグロメットと呼び、DIYで配線をくぐらせる際にはその穴に配線を押込んだり、或いは穴を広げたり、コアユーザーともなればゴム自体を撤去してしまう。当然撤去すると室内エンジン音量が増大。運転席のブレーキペダル上部に1つ、助手席は足元に1つ存在。運転席側はエンジンルームから、助手席はキャビン側から配線を通したほうがやりやすい。DIY配線の要。(cf:バルクヘッド)

「欠品」
すでに生産終了から7年が経過したセラゆえに、純正部品とて生産中止、在庫ナシという状況がある。他車にも共有されている部品についてはそうでもないのだが、セラ専用設計品は徐々に姿を消しつつある。場合によっては欠品ゆえに車検に通らないということも十分考えうるのであり、壊れそうな部品については在庫量の調査や事前の買い置きが必要とされるだろう。例としては一部色のシートベルトが欠品状態で、破損してしまった場合車検に通すために色違いの品を装着せざるを得ない場合も。

「5E」
正式な型式は5E−FHE。セラ純正エンジンであり、5Eシリーズはサイノスにも搭載されていたトヨタのコンパクトカー向け直4エンジン。5EのEはエンジンの種類であり、E型エンジンの5番手という意味あいである。FHEのFはFヘッド、Hは高出力化、EはEFIのことである。スターレットに比べ重量のあるセラには1300ccの4E−FEよりも1500ccの5E−FEが適し、さらに出力を向上させた5E−FHEが搭載された。セラのエンジン採用話は、4Eのターボと5EのNAで検討されたらしいが車の性質的にNAが選ばれたのであろう。特性としては中回転でのトルクが搭載車重としては十分に太く、昨今の衝突安全性を高め重量の増したコンパクトカーよりもキビキビした加速を見せる。低回転のトルクも実用性十分で、渋滞通勤・街乗り・郊外・高速ユースまで幅広く使える名機。その反面高回転域ではトルクも減退、レブまで回してもうるさいだけで加速感はない。10年以上前のエンジンだというのに、出力性能は現行1NZと劣らない。しかし燃費や振動、重量の点では比べるのは厳しい。それでもセラに搭載される上では文句のないエンジンでありリッター10以上も軽々とたたき出せる。MTでもATでも使いやすいという点では珠玉のエンジンといえよう。ロングストローク、ナローボアのため高回転やターボ化には向かない。税金の面では1500ccというのはオイシイ排気量でもある。2002年10月現在もラウムに5E−FEが搭載されており、星一つと大健闘のエンジンだがまもなくその生涯を閉じようとしている。

「後期型」
マイナーチェンジを受けたセラの最終型。92年6月から95年12月までで、フレームNo.15246から。販売不振もあり生産台数は全セラ台数のうちほんの僅かでしかない。大型の(それでも小さいけど)ボディ同色リアスポ、ボディカラーの廃止・追加など大きな変化を遂げたセラでもある。程度の問題もありこの後期型がセラ購入の際には是非とも狙いたい一品だが、値段も高くなかなか手が出せない上にタマも転がってない。後々の修理を考えるなら後期型を買ったほうがいいかもしれない。

「コンソールボックス」
別名肘掛BOX。サイドブレーキ根元あたりにオプション装備される収納で、カセットに形状を合わせてある。しかしMDにもピッタリサイズでありMT操作の邪魔にならなければ着けておきたい一品。ちなみに旧RAV4とモノは同じであるため部品共販に行けばGETできる可能性大。取り付けはセンターコンソールにネジ止め。

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