セラ乗り必修単語集               HOME


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「灰皿」
やたら艶かしい動きで開閉するセラの灰皿。ダイハツ渾身の軽オープン「コペン」に同じ灰皿が搭載されたことは2台のオーナーでなければ知ることはできないかもしれない。灰皿自体は可もなく不可もない。これを外さないことにはセンターコンソールは外せないDIYの第一歩。

「ハイエナ」
セラ乗り特有の単語というわけではないが、廃車にする車から部品を頂く祭のこと。或いはその部品取り行為そのものを指す。セラの場合希少車ということもありオーナーが廃車を選択すると営利非営利の違いはあれどほとんどハイエナ祭が発生する。快く部品を譲ってくれるオーナーは、真にセラを愛しているのかもしれないが、廃車の時は部品をもがれて結構無残。普通に売却するよりもハイエナ祭を主催したほうが儲けになることが多い。

「パーティーションボード」
リアシートとトランクを仕切る板。通称リア仕切板。長尺モノを収納するときに外せる仕組みになっている。

「走る温室」
密閉空間に大量の日光とあってセラは12月でも冷房を使う場合がある。例え冬にエアコンの健全なセラでも、気を抜くと汗をかいてしまう程の熱吸収量からつけられた喜べないあだ名。(同義語:ビニールハウス)

「走るサウナ」
同上。但しダイエットに向いているかというと向いてないと思う(w

「バルクヘッド」
エンジンルームとキャビンを仕切る鉄板。セラの場合車体番号が刻印されたプレートが貼り付けてある、あの板。DIYで配線工事をする際にここを通すことが多い。

「ビオラフォルムシート」
セラの前席シートの技術的名称。楽器のビオラに似た曲線を持つシート形状のためこう呼ばれる。ホールド感は一般の乗用車の域を出るか出ないかという程度で、スポーティとまでは言えないそれなりのものというセラのコンセプトを体現する。形状がとても美しくスポーティなのでセラのイメージにはよくマッチしている。

「負圧センサー」
NAのエンジンを持つセラはECUの吸気流入量データ取得にダイアフラム式の圧力センサーを使っている。NAなので大気圧以上の空気を吸い込むことはできないためその圧力範囲は常に0からマイナス。そのため負圧センサーと呼ばれる。空気量感知式のエアフロと違って気軽にチューニングしてもエンジンブローの危険が少ないという利点がある。

「フロアサイレンサ」
室内フロアの鉄板の上に敷かれている、グレーまたはベージュのカーペットのこと。或いはそのカーペット裏に貼り付けてある廃材利用のクッションのこと。防音・防振性を高めるために存在する。カーペット本体は裏面が水を通さない仕組みになっているため、この廃材クッションが雨漏り等で水を吸うとなかなか乾燥しない。

「フロアマット」
上のフロアサイレンサの上に敷かれるカーペット。運転席、助手席、後部座席2枚の計4点がポピュラーである。セラにはDOPで専用のフロアマットがありシックなグレーベースにカラフルな配色はまさに90年代初頭という雰囲気。

「フロントパイプ」
エンジン→エキマニ→フロントパイプ→触媒→テールエンドと繋がる排気の流れのうちでエンジンルームから車体下方に出る部分を担当する配管。ここが太いとトルク抜けを起こし、低中回転域での加速感が失われる。

「ヘッドライトユニット」
当時先進的だったプロジェクターロービームを採用したレンズユニット。今見ても十分通用するデザインであり、ダイヤカットのレンズを持つ同年代の車と比較してもセラの先進性がよくわかる。ロービームがH3C、ハイビームがH1、ポジションランプは12V5Wで構成される。年式と共に曇ったり中に水滴が発生することも。片側約2万8000円也。

「ボンネット」
目玉焼きが焼けるとはセラの熱さを形容した言葉。丸くスラントしたそのカタチがセラを一層かわいらしくしている。フロントのトヨタエンブレムはボンネットと一体ではなく、別部品がボンネットに空いたポッチ穴に両面テープでくっついているだけである。

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